B型肝炎に感染しても、すぐに症状が出るわけではありません。多くの場合、数ヶ月から数年後に症状が現れるか、全く症状が現れないこともあります。
主な症状は以下の通りです。
- 倦怠感
- 食欲不振
- 吐き気
- 発熱
- 腹痛
- 下痢
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
- 尿の色が濃くなる
これらの症状が出たからといって、必ずしもB型肝炎に感染しているとは限りません。他の病気の可能性もありますので、医療機関を受診して検査を受けることが大切です。
B型肝炎の検査には、以下のものがあります。
- HBs抗原検査:B型肝炎ウイルスの表面抗原を検出する検査
- HBe抗原検査:B型肝炎ウイルスのe抗原を検出する検査
- HBV-DNA検査:B型肝炎ウイルスのDNAを検出する検査
- 肝機能検査:肝臓の機能を調べる検査
B型肝炎に感染していると診断された場合は、以下の治療を受けることができます。
- インターフェロン療法:体内に生成されるウイルス増殖抑制因子であるインターフェロンを投与する治療
- 核酸アナログ製剤療法:B型肝炎ウイルスの増殖を抑制する薬剤を投与する治療
B型肝炎は、適切な治療を受ければ、完治することが可能です。しかし、放置すると慢性肝炎や肝硬変、肝がんへと進行する可能性があります。
B型肝炎に感染したことがあると思われる方は、早めに医療機関を受診して検査を受けることをおすすめします。
B型肝炎に関する情報
- 厚生労働省 B型肝炎:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137555.html
- 国立感染症研究所 B型肝炎:
- 日本肝臓学会: