少しでも借金の返済額を軽減して負担を減らすために行われるのが過払い請求です。借金に困った時には債務整理が行われる事が多いですが、債務整理は他にも任意整理や自己破産、または個人再生などがあります。
しかし、その中でも過払い金は支払わなくてもいいお金ですので、過払い請求を行って支払いすぎている分を取り戻すという事になります。他の方法については、どうしても返済が厳しいために少しでも返済額を縮小したりします。
まずは、余分に支払っている分を取り戻して返済に利用します。その後に、返済できそうかどうかという事を検討します。
更に難しい場合は、他の方法と同時に利用して、解決してしまう事もあります。
過払い請求や債務整理を弁護士に依頼するメリットとデメリット
債務整理や過払い請求は自分で行うことができないわけではありません。
裁判所に依頼をして調停をしてもらったり、あるいは自分で過払い請求や債務整理を実行している人もいます。
過払い請求や債務整理をするためには、ある程度の法律的な知識が必要となってきます。法律の知識を持っている人なら良いのですが、もっていなければ弁護士に依頼することが必要となるでしょう。
弁護士なら法律の専門家ですから、安心して任せることができるというメリットがあります。
しかし、弁護士に依頼をすれば報酬を支払わなければなりませんが、弁護士の報酬は高額になりがちというデメリットもあります。
過払いなどの借金相談の交渉に関する説明
借金相談の交渉とは、債務者が債権者に対して借金の返済に関する相談を行なうことです。通常の方法では返済が困難になっている多重債務者などが債務整理の一環として行なうことが多いです。
借金相談の交渉の具体的な方法としては、返済金額の減額や返済に要する期間の延長、過払いなどによる払いすぎた金銭の返還や適正な金利での返済を求める要望などが行なわれます。
過払い請求などの相談を行なったからといって債権者が要望に応じてくれる保障はないですが、何もしないで放置しておくよりは債権者との意思の疎通が図りやすく、相談内容によっては返済の負担軽減につながる場合もあります。
過払い請求の計算と交渉は大阪の弁護士への依頼がお勧めです
現行の貸金業法が施行される以前は、消費者金融では法定金利を超える金利でお金を融資していました。このため利用者から、払い過ぎた金利の分を返還するように求める、過払い請求が起こるようになりました。
この過払い請求は今でも、最終取引から10年以内であれば請求することができます。方法としては、今の金利で計算し直して、払い過ぎた分を請求することになります。
自分で計算して過払い請求することもできますが、消費者金融との交渉がありますので、弁護士または司法書士に依頼するといいでしょう。
なお、過払い請求を弁護士や司法書士に依頼した場合は、いわゆるブラックになることはありません。
多重債務で残高があっても過払いがあれば解決できる
多重債務に陥っていて、借金の残高がある場合でも、過払いがあれば解決することができます。
グレーゾーン金利撤廃以降にお金を借り始めた人の場合は過払いが発生していることはありませんが、それ以前から利用している人の場合は、多かれ少なかれ払い過ぎが発生しています。
そして、特に長期にわたって借りたり返したりを繰り返していた場合には、単に債務の額が少なくなるだけではなく、債務がゼロになったり、さらにそれなりにまとまったお金が戻ってくることもあります。時効は最後の取引から10年なので、現在も契約しているなら過払い請求をするのに障害はありません。
高額な過払いを扱える大阪の弁護士
司法書士とは違って、弁護士は高額な過払いであっても扱う事ができます。弁護士と言えば、相談しにくい、近寄りがたいと思っている人もいる様ですが、過払いの相談については、特に自分に問題があるという分けではありません。
そのため、気軽に弁護士に対して過払いの相談を持ち掛ける事ができます。気になっている過払いがあれば、なるべく早く弁護士に相談する事で、早期解決を目指しましょう。
また、過払いだけではなく、借金について問題を抱えている人がいれば、弁護士に相談する事が大事です。
法律家に助けを求める事で、多重債務になる事がない様に、そして多額の負債を抱えない様に努力する事が重要と言えます。